アクアドームくまもと|株式会社SHY

アクアドームくまもと

アクアドームくまもと(熊本市総合屋内プール)

アクアドームくまもと
(熊本市総合屋内プール)

アクアドームくまもとは、熊本市南区にある総合屋内スポーツ施設です。
50mプールや冬季スケートリンク、トレーニングジムを備え、一般利用から国際大会まで幅広く対応しています。
2019年には世界女子ハンドボール選手権、2023年には世界マスターズ水泳選手権水球競技会の会場などにも選ばれています。

紹介動画

紹介動画

建築主

熊本市

設計

山下設計

施工

大林組、日産建設、多々良、幸保工務店(JV:共同企業体)

構造

鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造

規模

延床面積:24,670㎡
建物高さ:約20m
階数:地上3階、地下1階

天候や競技によって室内の明るさを
自由自在に変えるロールスクリーン

天候や競技によって室内の明るさを自由自在に変えるロールスクリーン

 
 
 
 
 

65台のFTS電動ロールスクリーンを、天井部分の窓に納入しました。
ロールスクリーンを自在に開閉できることで、天候や日差しの強さ、競技内容に応じた光や熱の調整が可能となり、空間全体の環境を最適化できます。強い日差しを和らげて選手や観客が快適に過ごせる環境を整えるだけでなく、日差しを完全に遮断することで暗闇の状態も自由に演出可能に。これにより、室内競技における外光によるハンディを解消し、イベントやコンサートなど多目的な利用にも柔軟に対応できる空間づくりを実現しています。

FTSで三次元構造への柔軟な納まりを実現

本案件はドーム状の天井にそれぞれ異なる角度でスクリーンの設置が必要だったため、FTS電動ロールスクリーントップライト仕様を採用しました。 FTSとは「ファブリックテンションシステム」の略で、生地にテンションをかけ、両サイドから引っ張る製品です。 本案件は三次元に角度が付く非常に難易度の高いものでしたが、FTSを採用することで建物に合った最高の形で納めることができました。

現場の状況を詳細に再現するため、実際の角度やシチュエーションを木枠で作成し、調整を重ねて実現に至りました。

併せて製品の耐久性を確認するための長期試験を実施しています。
製品サイズはW4546×H2870。1年間、1日8時間(AM8:30~PM5:40)の稼働を想定し、1時間あたり4往復、1日で32往復のサイクルで運転します。

実際の現場での使用は1日3往復程度(年間約1,080回)と見込まれていますが、試験では現場想定を大幅に上回る条件で運転し、耐久性を検証しています。

電力効率・使い勝手を考えたセパレート設計

従来のシステムは、ボタンひとつですべてのロールスクリーンが一斉に動く仕様で、瞬間的な電力負荷が大きく、部分的な操作もできない点が課題でした。

今回のリニューアルでは、エリアごとに個別制御が可能なセパレート設計を提案。必要な箇所だけをゆるやかに開閉することで、電力の集中使用を避け、効率的な運用が実現しました。

また、日差しや利用シーンに応じて細やかな調整が可能になり、使い勝手も大きく向上しています。

製品情報

製品 FTS 電動ロールスクリーン トップライト仕様
ファスナータイプ
生地 平織ミディアム暗幕・グレー
サイズ W4.4m×H2.9m , 他 計65台

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最終更新日: